長い歴史と確固たる実績 …70年を超えて次代につなぐ、正規の大学教育課程です
大学通信教育は、昭和22年に学校教育法によって制度化され、昭和25年には正規の大学教育課程として認可(文部省(当時)認可通信教育)されました。「学びたい」「もっと別の分野の勉強をしたい」「さらに深く、専門的に学究したい」という学びたい人たちの思いとともに70年、基礎から専門まで幅広い学科カリキュラムを網羅し、全国42大学、26大学院、11短期大学が門戸を開放しており、全国で約24万人がそれぞれの学習動機に合わせて学んでいます。
取得可能な免許・資格も豊富 …卒業も学位も、通学課程と同等の資格です
通学課程と同等の卒業資格や学位、教員免許、諸資格が取得できます。教員免許については、小学校、幼稚園から中高の主要教科、及び特別支援学校(養護学校)の教諭の免許取得が可能です。新たに免許状を取得することはもちろんのこと、現在持っている免許状を基にして、上級の免許状に上進させたり、同校種の他の教科の免許状を取得したりする場合などにも、大学通信教育を利用することができます。
『学びやすさ』が最大の特徴 …学びたいときが、始めるときです
学びたいという強い意欲や向学心を持ちながらも、「大学に通学するには不便な場所に住んでいる」「仕事が忙しくて勉強する時間がない」「学費が高い」などの地理的・時間的・経済的制約によって、通学課程での大学就学が困難な方が全国にたくさんいます。大学通信教育はそんな方々の思いに応えようとする開かれた高等教育機関です。仕事と両立しながらの社会人の再学習や、人生設計、自己実現といった「生涯学習」のステージとしても、今後一層の期待が寄せられています。
大学院は博士課程まで設置 …学術研究の推進と、高度な専門知識を持つ人材の育成をします。
学習ニーズの高まりを受けて文部科学省は、平成10年3月に通信制大学院を制度化しました。平成11年4月には日本大学ほか全4大学で修士課程の通信教育がスタートし、現在全国26大学院で開設されています。また、平成15年度より博士課程の設置も認められ、11大学院が開設しています。大学院は、基礎研究を中心とした学術研究の推進とともに、研究者の養成及び高度専門的能力を有する人材の育成という役割を担っています。そのため通信制においても入学定員枠が少なく、従来の大学通信教育とはいくつか異なる点があります。